チェイニーに広島・長崎を見せておきたい
2008-11-14


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明日は赤坂で大塚寿昭さんの懇話会。
テーマは「宗教・人種対立を越えて−ジュネーブ宗教会議報告」とのこと。
黒人初の米大統領が決まった直後とあって、これは注目。
今からでも間に合うかもしれないので、参加いただける方はこちらまでメールを。
ugg20017@nifty.com

実は私、この講演会である提案をしようかと考えています。
この提案はイラク戦争開戦前後からずっと考えていたこと。

私は金融危機に端を発した世界的な景気後退は長引くと見ている。
おそらくそれは10年規模。
米国発の「失われた10年」が、世界規模の「失われた10年」になっていく。

今から始まるこの10年で何か起こるのか。

世界各地で暴動や内紛、それに内戦も勃発するかもしれない。
最悪の場合、人種や宗教問題に油を注がれて世界大戦突入という事態だって考えられる。
そうなると戦争終結時の核兵器使用も危ぶまれることに。
愚かにも歴史は繰り返してしまうのでしょうか。

こうした中で日本が持つ「キリスト教との二つの橋」の重要性が高まると見ています。
最悪の事態に備えて、この橋を最大限に利用できないものか。

1、クエーカー(プロテスタントの一派)との橋
象徴するもの=憲法九条
橋を架けた人=「願わくはわれ太平洋の橋とならん」の新渡戸稲造(クエーカー教徒)
伝承者=明仁天皇陛下(家庭教師のヴァイニング夫人はクエーカー教徒)

2、カトリックとの橋
橋を架けた人=昭和天皇、吉田茂
伝承者=美智子皇后陛下(カトリック家系)、麻生太郎(カトリック信徒)

(詳しくは拙著『隠された皇室人脈』をお読み下さい)


さて、昨日は不思議なことが重なりました。

13日夜、麻生首相はG20緊急首脳会合(金融サミット)出席のため、羽田空港を出発。

ちょうどその頃、ロイターはこの記事を掲載します。

▼引用開始

金融危機、世界の安全保障に最大の脅威=シンクタンク
[URL]

[ロンドン 13日 ロイター] 英国のシンクタンク「オックスフォード・リサーチ・グループ(ORG)」は13日、金融危機を発端とした世界的な景気後退は、世界の安全保障にとって最大の脅威だとの報告を発表した。

 以前よりも貧しくなる人が大量に増え、それによって怒りが増幅されるというのが理由。

 ORGは年次報告書で、効率的な福祉システムを持たない発展途上国では、失業や市場の崩壊を通じて貧困や病気が増えると指摘。それが敵対的感情の増幅をうながし、武力で鎮圧しなくてはならないような過激で暴力的・社会的な動きにもつながるとしている。中国での騒乱やインド共産党毛沢東主義派の反乱激化など、その兆候はすでに現れているという。

 ORGのコンサルタントを務める英ブラッドフォード大のポール・ロジャース教授は「われわれは2世代で最悪の経済危機に直面している。国際社会あるいは裕福で力ある国の小グループとして対応することができる」と述べた。

 また報告書は、先進国がこれまで金融面での協力関係改善に注力してきたが、貧しい国々にとってそれはほとんど関係なかったとも指摘。ロジャース教授は「過去30年間でとても悪化した貧富差を覆すような抜本的な経済改革の導入に、(金融危機の)機会を生かすべきだ」としている。

▲引用終了

オックスフォード・リサーチ・グループ(ORG)の報告は信頼性が高い。
なぜならこのORGは紛争現場の最前線に立ち、非暴力的手段によって解決を図ろうとしているグループをサポートしているからです。

そう、「世界の安全保障に橋を架けること」を目標にしているORGは、
クエーカー系のシンクタンクなのです。
ORGはクエーカー教徒を中心に1982年に発足。

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