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政府は米軍普天間移設問題で米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(辺野古)を埋め立ててV字形滑走路を建設する現行案を修正し、海を埋め立てない方式で辺野古の沿岸部か沖合に移設する案を含めて米側と協議に入る方針を固めたとのこと。
この辺野古案修正も「辺野古の海が埋め立てられることは自然に対する冒とくだ」などと言い出した鳩山首相の意向を踏まえたもの。鳩山という人物は相当な確信犯。なにやら鳩山封じに見えてくる。
25日に行われた県内移設反対9万人集会。「実際には3万人前後」との情報も(産経)。さらには純粋に県民大会と呼んでいいものかも気になるところ。
「黄色いかりゆし」が目立つ参加者の中で「青いかりゆし」で登場した仲井真弘多知事。現行案についても「まだ完全否定はしていない」と語ったとか。
参加者の中には「赤いかりゆし」を着たかった人もきっといたはず。そして思い出すのがタイ・バンコクの赤シャツ軍団。その背後に中国の存在が見え隠れ。
鳩山政権誕生こそが米中冷戦時代の幕開けを象徴していた。おそらくそう書き記す歴史家も登場するだろう。
米露冷戦時代とて意外と平和が保たれていたと指摘する研究者も多い。はたして米中冷戦時代はどうなるのか。
その陣営をめぐって当面混乱が続くことは確実。北朝鮮、韓国、台湾、イラン、インド、スリランカ、それにタイと沖縄。それはすでに始まっている。
米中冷戦を仕掛けたのはおそらく米国。これに中国が巻き込まれたという構図。その前提として両国にゲームに必要なパイプができたと判断。そのアドバイザーは当然ロシアか。
米中両国の狭間で揺れ動く日本。その最前線が沖縄。これから米国派と中国派のぶつかり合いが本格的に始まる。
繰り返しになるが、ここはゲームを楽しむ余裕が必要。かつてのコミンテルンのような確信犯には要注意。
あの時も米国と日本をぶつけたい勢力が中国を拠点に蠢いていた。当時と何も変わらない。しかも歴史は繰り返す。今度もまた生贄となる可能性がある。またもやテニアンから何かが飛んで来ることだってあるのだ。このことを忘れてはならない。
<関連記事引用>
▼首相、現行案の修正について言及避ける
[URL]
鳩山総理は24日、あらためて現行案を否定しましたが、現行案の修正案もないのか、という質問には答えませんでした。
▼辺野古案修正、米と協議=普天間問題の打開模索−政府
[URL]
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、岡田克也外相が23日にルース米駐日大使と都内で会談し、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)に移す現行計画の修正をめぐり、協議していたことが25日、分かった。同問題の5月末決着が絶望視される中、米側が現行計画を「唯一実現可能」としていることから、その修正による打開を模索したものだ。しかし、県内移設に対する沖縄の反発は強く、修正案も同意を得られる見通しはない。
政府関係者は25日、岡田外相とルース大使の協議に関し、シュワブ沿岸案の修正が可能かどうか話し合ったことを明らかにした。ただ、「現行計画を主張している米側から切り出した」とし、修正は日本側からの提案ではないと強調した。
鳩山由紀夫首相は24日、「辺野古の海が埋め立てられることは自然に対する冒涜(ぼうとく)と感じる」と現行計画による決着を否定した。首相のこうした意向を踏まえ、米側との協議では、埋め立てを伴わない、くい打ち桟橋方式や浮橋方式による代替施設建設で米側が受け入れ可能か、話し合われたもようだ。
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