米中冷戦時代の到来、沖縄の先に見えるもの
2010-04-26


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ただ、防衛省幹部はこれらの方式について「生態系に与える影響は埋め立てとさほど変わらない」と指摘。別の同省幹部は「米側は微動だにしていない」と米側は大幅な修正は受け入れないとの見通しを示した。

 一方、政府高官は25日、首相が沖縄県外への移設を目指していることを挙げ、「まずは(鹿児島県の)徳之島だ」と述べ、地元の強い反対にもかかわらず、引き続き徳之島へのヘリ部隊移転を軸に調整を続ける方針を示した。(2010/04/25-18:39)


▼県外移設「なかなか難しい」=大会出席するも態度留保−仲井真知事
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 沖縄県の仲井真弘多知事は25日、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の県内移設に反対する県民大会に出席した後、記者団の取材に応じ、「大会への参加で県外移設を表明したということか」との問いに「これはなかなか難しい」と述べ、態度を留保した。 

 知事は、1月の名護市長選挙で県内移設容認の島袋吉和前市長が敗れるまで、県や同市が苦渋の決断で県内移設を容認してきた経緯を説明。現行案について「それ自身についてはまだ完全否定はしていない」と述べた。その一方で、「極めて難しいということは、当時から申し上げてきた」と、現行案の実現は難しいとの見方も示した。(2010/04/25-20:58)


▼青いかりゆしで登場した仲井真知事 普天間移設反対派牽制も(画像引用)
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 この日、主催者の要請で大会参加者は黄色いものを身につけた。県内移設に反対する者にとって黄色は特別の意味を持つ。3月25日、高嶺善伸沖縄県議会議長が黄色の「かりゆし」姿で北沢俊美防衛相との会談に臨み、「サッカーにはイエローカードというのがある。県民の思いを込めて黄色いかりゆしにしました」と政府への抗議の意思を表明した。黄色は政府への反感を象徴する色なのだ。

 ところが、仲井真知事は青いかりゆしで登場した。関係者によると、会場入りするまで黄色のかりゆしを着用していたが、直前に着替えたのだという。仲井真知事には「県内移設反対」を強く訴える意図がなかったことになる。

 反米イデオロギー闘争を展開する基地反対グループのアプローチも執拗(しつよう)だった。反対派は、知事の参加を、県外移設を求める「県民の総意」の象徴として全国に発信しようと画策した。メディアも「県民の方を向いていない」などと参加を促す報道を徹底し、知事を追いつめていったようだ。

 知事は大会後、記者団に「いろんな方がいろんな考えを持っており、単純に表題通りではない」と述べた。県内移設に含みを残した発言で、反対を唱える市民グループ主導の“暴走”を牽制(けんせい)する思惑も見え隠れする。

 なお、主催者は大会参加者を9万人と発表したが、情報関係者は「実際には3万人前後だったようだ」と語った。(宮本雅史)

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