「がれきで鎮守の森を作りましょう、地元雇用も作りましょう」 −−動き始める宮脇昭「森の防波堤」プロジェクト
2012-03-30


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宮脇昭氏の『瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る』片手に議員会館周辺をうろちょろ。その甲斐もあって宮脇ファンが急増中。

「がれきで鎮守の森を作りましょう、地元雇用も作りましょう」 
宮脇氏の「森の防波堤」プロジェクトがまもなく本格的に動き始めるだろう。

がれき利権は森に包んで地元優先に落とせばいいと思う。


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「宮脇先生の話を聞いて、また希望を持った。日本の伝統的な鎮守の森をモデルにし、エコロジーと総合した21世紀の新しい鎮守の森づくりを科学的な脚本にしたがってやろうとしている。それも市民を主役にして。これは素晴らしいことです。しかも、国内だけでなく、アマゾンやボルネオ、中国でもやろうとしている。このノウハウを日本から世界に発信していけば、再び私は日本がナンバーワンになると信じています」=エズラ・ボーゲル
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河北春秋
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「身の回りにある緑はほとんどが偽物」。植物生態学者の宮脇昭さんがそんな意味のことを書いている。「偽物」とはその土地本来の植生ではないということ▼では本物の緑とは? 人間が全く手を付けずに、気候や風土に応じ、自然に育つ森のこと。専門家は「潜在自然植生」と呼んでいる。各地に残る鎮守の森がその例

 ▼土地本来の樹木は強い。根をまっすぐ深く張り、激しい風雨に耐える。もともとそこに自生する植物だから、人があまり管理しなくて済む。これを利用し海沿いに「森の長城」を築こうと、宮脇さんが提言している▼しかも震災のがれきを使ってだ。土と混ぜて土塁を築き、多くの木を植える。根はがれきをがっちりと抱く。有機性のがれきなら、分解され養分になる。強固な防災林、環境保全林に育つという

 ▼細野豪志環境相がおととい、がれきを防災林の土台に活用する方針を明らかにした。場所は仙台平野の沿岸部の数十キロ。処分に苦慮するがれきだ。苦肉の策にも見えるが、取り組む価値は十分ありそうだ▼「災害は生命の醸母である」と書いたのは物理学者の寺田寅彦。無数の災害を乗り越え、文明を築いてきたのが人間だ。災害に強くかつ環境に優しく。復興に立ち向かう中で、多彩なアイデアも生まれる。 2012年03月20日火曜日


なぜ東京で「がれき処理」をするのか?-「がれき処理」は地元でという自治体首長の声は無視された
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2012年2月29日の朝日新聞が報道した「復興に向けて 首長に聞く」という企画で、伊達勝身・岩泉町長のインタビュー記事が掲載されている。

そこで同町長は、かれき処理について急ぐ必要はないと明言している。

同町長は、復興支援を急ぐ意味について、民主党が「公約に縛られている」ために起きていることだと指摘している。

もともと、土地は余っているのでがれきの処理を焦る必要はなく、10年でも20年でもかけてやった方が、地元に雇用が生まれるので望ましいとコメントしているのだ。


細川元首相「がれきを森に」 野田首相に進言
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 野田佳彦首相は20日、都内のホテルで細川護熙元首相と会談し、東日本大震災の被災地のがれき処理について提言を受けた。細川氏は、がれきと土砂で造った高さ20〜30メートルの高台に木の苗を植えて森にするプロジェクトを進言。野田首相は前向きに進める意向を示したという。

 細川氏は終了後、「がれきの再利用は、環境省がブレーキをかけて前に進まない。国家プロジェクトとして総理から号令をかけて欲しい」と記者団に語った。横浜国立大学の宮脇昭名誉教授も同席した。


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