福島第一原発「最悪の時期は過ぎたと確信」=チュー・米エネルギー長官
2011-03-21


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<関連記事引用>

米エネルギー長官:米国は日本で最悪の時期は過ぎたと確信−CNN
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  3月20日(ブルームバーグ):チュー米エネルギー長官は20日、福島第一原発への対応策がある程度成功しており、オバマ政権は日本で最悪の時期は過ぎたと確信していると述べた。

  同長官はCNNテレビとのインタビューで、福島第一原発2号機に関しては依然として心配していると語った。

  同長官はまた、PG&E社のカリフォルニア州ディアブロキャニオン原発などの米国の原発はマグニチュード(M)7.5前後の地震に耐えるように建設されているが、M9の地震では問題があるだろうとの見解を示した。


福島原発は事態収拾に向け大きく進展=米エネルギー省長官
2011年 3月 21日 10:35 JST
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 【ワシントン】米エネルギー省(DOE)のスティーブン・チュー長官は20日、東京電力福島第1原子力発電所の安定化作業は進展をみせていると述べるとともに、米規制当局が米国内の同様の設計の原子炉を点検していることを明らかにした。

 米テレビ局フォックスニュースの『フォックス・ニュース・サンデー』に出演したチュー長官は、原子炉について「一段と制御された状態にある」と述べ、日本政府と東京電力は事態収拾に向けて「大きく進展している」とした。

 チュー長官はさらに米テレビ局CNNの『ステイト・オブ・ザ・ユニオン』にも出演し、原子炉3基のうち2基の格納容器は「損傷していない」ようだが、2号機については周辺で高い放射線量が検出されており、格納容器の一部が損傷している可能性があることから、当局は依然懸念していると述べた。

 また、日本が原子炉に関して一部情報開示を控えていることを示す証拠はないとし、日本が提供する情報を「信頼している」と述べた。

 日本の原子力安全・保安院は20日、3号機の格納容器内の圧力レベルは安定化していると述べた。東京電力は20日午後、2号機の電源が復旧したことを明らかにした。

 1号機と2号機の電源復旧作業は、当初19日午後までに完了する見込みであったが、20日午後までずれこんでいた。遅延の原因は、多数の機器を放水から保護する必要があり、作業に手間取ったため。

 チュー長官はまた、米国内の全原子炉について「今後、徹底的な検査を実施する」とし、福島原発と同様の設計の23基を含め、米国にあるすべての原子炉について安全性を再確認することを明らかにした。検査は、米原子力規制委員会(NRC)によって行われている。

 米国では30年以上、原子炉は新設されていないが、既存の原子炉は「定期的に改良」が行われている。

 アンドリュー・クオモ・ニューヨーク州知事は19日、ニューヨーク市北部に位置するインディアン・ポイント原発の安全性について、NRCと協議する予定であることを明らかにした。チュー長官は、協議の具体的な内容について聞かると、同原発の操業を継続すべきかどうかを話し合う予定だと述べたが、「同原子炉は安全だと考えている」とした。


露の原子力企業トップ、福島原発「今後、悲観的事態にならず」
2011.3.21 07:16
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 ロシア国営原子力企業ロスアトムのキリエンコ総裁は20日、福島第1原発の状況は安定したとして「今後、悲観的な事態が起きないことは間違いない」と指摘した。ロシア国営テレビのインタビューで述べた。

 総裁は、事故はまだ解決されたわけではないとしながらも、放出された放射性物質の大半は風により太平洋側に流れたと指摘。新たな水素爆発の可能性は否定できないが、その場合でもこれまで以上の放射性物質が大気中に放出される可能性はないと断言した。


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