<インド洋をめぐる地政学>中国支援のスリランカ最大級港湾完成、中国「真珠の数珠繋ぎ」戦略に警戒強めるインド
2010-08-16


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来日中のロバート・カプランがスリランカに注目していたことを思い出す。

<関連記事引用>

スリランカ最大級港湾完成 中国、海洋路確保へ支援
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 【ハンバントータ共同】スリランカ南部ハンバントータで15日、同国最大級の港湾施設が中国の支援で完成し、スリランカ政府による開港記念式典が開かれた。中国は中東やアフリカから石油などを輸送するシーレーン(海洋交通路)を確保するため、同港湾を中継地にしたい狙いだ。

 中国はスリランカ以外にも、インド洋周辺国で港湾施設建設を支援する「真珠の首飾り」戦略を進めている。中国に隣接するライバル国インドはインド洋における中国の軍事的プレゼンス増大につながりかねないとみて警戒感を強めている。

 地元メディアなどによると、ハンバントータの港湾施設の総工費は10億〜15億ドル(約860億円〜約1300億円)。中国は第1期工事費の約85%に当たる約3億ドルを融資した。港の水深は約17メートルで、石油タンカーなどの大型船の寄港や給油が可能。供用開始は今年11月ごろの予定で、今後さらに港湾設備を拡張する。


<関連記事>

Sri Lanka unveils new China-funded seaport in south (画像引用)
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China’s Foray into Sri Lanka and India’s Response
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▼ Sri Lanka launches new port built with Chinese loan
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Security analysts in India worry that the port was part of Beijing's String of Pearls strategy to build a network of ports across the Indian Ocean.

▼ China-funded port a symbol of non-partisan policy: Sri Lanka
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Its neighbour and biggest trading partner, India, is believed to be concerned that Hambantota is part of a Chinese policy to throw a "string of pearls" geographical circle of influence around India.


<関連記事引用追加、ロシアも米国同様に中印冷戦に持ち込みたいのか・・・ボソボソ>

中国とインドは「米ソ式」の冷戦を勃発させる―ロシアメディア
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2010年8月10日、ロシアのニュースサイト「YTPO.Ru」は、「新たな冷戦が始まろうとしている」と題した記事で、21世紀の冷戦の主役は中国とインドだと報じた。環球網が伝えた。以下はその内容。

中国とインドの紛争が始まったのは60年代初め。当時は激しい国境紛争を展開したが、今はそれが経済分野に転換した。まずはアフリカにおける資源争奪戦。中国は早くから政治的な見返りを一切求めず対アフリカ投資を行っているが、インドも急速な勢いでこれに追い付こうとしている。08年には初の「インド・アフリカ首脳会議」が開催され、インドは巨額の対アフリカ借款を表明した。

さらにはインド洋をめぐる中国の「真珠の首飾り」戦略。中国はインドを囲むように周辺国で相次いで港湾建設を進め、存在感を高めている。インドにとっては脅威に他ならない。これに対抗するため、インドは米国など地域外の力に頼らざるを得ず、中国の強大化を懸念する米国もインドへの支援を惜しまない。中印はこのほか、宇宙開発においても競争を激化させている。


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