北朝鮮崩壊迫る? 軍事演習をめぐる米韓中露の駆け引き本格化
2010-07-07


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羅津港をめぐって中国とロシアをぶつけたい米韓の思惑ありと見る。

なにやら日本は蚊帳の外。大丈夫か、民主党政権。


<関連記事引用>

▼中国の動き

米空母、黄海入りなら演習目標に(上) 画像引用
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中国軍、対空母攻撃能力をチェック

「中国の安全保障に挑戦」と連日警告

 「一線を超える行為だ」「米空母が黄海に入れば、明らかな標的になる」

 米第7艦隊に所属する空母ジョージ・ワシントン(9万7000トン)が参加すると見込まれる西海(黄海)での韓米合同軍事演習を控え、中国の軍と国営メディアは戦時を思わせる強硬な非難を繰り広げている。

 6日付中国紙・環球時報は社説で、「法的には公海上の演習だというが、(今回の演習は)中国の安全保障に対する明らかな挑戦だ。韓国と米国は必ずやそれに見合う代償を払うことになる」と警告した。同紙は香港映画『インファナル・アフェア(無間道)』に出てくるせりふを引用し、「国際社会が暗黒街というわけではないが、敵同士いつか報復が待っていることを覚えておくべきだ。中国はしばし怒りを抑えるが、報復は時間の問題だ」と書いた。同紙は5日付のトップ記事でも「中国は特段の措置で臨むべきだ」と主張した。中国と香港のメディアは、中国の報復措置について、東シナ海か黄海での追加的な軍事演習か「空母キラー」と呼ばれる対艦弾道ミサイル(ASBM)の試験発射などの可能性を指摘している。

 韓米両国が哨戒艦「天安」沈没事件に対抗する軍事演習を西海で計画している事実が明らかになった先月中旬以降、中国は反対の立場を再三表明してきた。中国外務省の秦剛報道局副局長は先月22日の定例会見で、「(事態を)注視している。北東アジアの緊張を高め、域内各国の利益を侵害してはならない」と非難した。しかし、当初の発言は現在ほど強硬なものではなかった。

 先月30日に東シナ海で始まった中国海軍の実弾射撃演習を前後し、中国軍部が前面に立ち、強硬な反応を示すようになった。中国人民解放軍の馬暁天副参謀長は1日、香港のテレビ局「鳳凰衛視(フェニックステレビ)」のインタビューで、「中国の立場ははっきりしている。黄海は中国近海とあまりに近い。こういう場所で演習が行われることには強く反対する」と述べた。中国軍のシンクタンク、軍事科学院の羅援・世界軍事研究副部長(少将)は5日、同局に出演し、「米空母の黄海入りには反対だが、怖くはない。米軍が黄海に入れば、われわれは米空母を演習対象の青軍と見なし、実戦さながらの演習を実施する。米空母船団の作戦能力、作動システムなどを探知する機会となる」と主張した。その上で、特に▲空母ジョージ・ワシントンのC41SR(デジタル戦闘指揮システム)▲米軍と韓国軍の通信システム▲米空母の布陣−などを観察できると指摘した。


米空母、黄海入りなら演習目標に(下)
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 中国が激しく非難するのは、黄海が中国沿岸への出入り口に当たる戦略的要衝だからだ。米空母が黄海に入れば、北京、天津など首都圏や遼東半島などが米空母の作戦範囲に入る。羅援氏は「ジョージ・ワシントンの作戦半径は600キロで、艦載戦闘機の作戦半径は1000キロに達する。中国の華北と遼東半島の大半がその中に入る」と指摘した。

 新華社系列の雑誌『世界軍事』の陳虎編集長は、マスコミへの寄稿で、「今回の演習は北朝鮮を対象にしたものだというが、米空母が黄海に入ること自体が中国にとって直接の軍事的脅威だ。これまで韓国の東の東海(日本海)などで韓日と軍事演習をしていた米国が黄海で演習を行うことは、軍事的な挑発だ」との見方を示した。


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