リーベルマン・イスラエル副首相兼外相がイラン、シリア、北朝鮮を新「悪の枢軸」と非難、ハマスやヒズボラへの北朝鮮製武器が押収されたのは赤シャツ暴れるタイ・バンコク
2010-05-14


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米国を本気にされるのがうまい国はどこか。それは当然イスラエル。敵を見つければうまい具合に米国を巻き込んで敵にぶつける。その見事なバック・パッシング技はイラク戦争でも証明済み。

そのイスラエルの副首相兼外相を務めるアビグドル・リーバーマンがなぜかこの時期に来日。そして、この日本でイラン、シリア、北朝鮮を新「悪の枢軸」と非難し、帰っていった。

昨年12月に押収された大量の北朝鮮製と見られる武器。これらがシリア経由で、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスに届けられる予定だったと明らかに。

しかもこの北朝鮮製武器が押収されたのは赤シャツ軍団の大暴れがますます激化しているタイ・バンコク。都心部を占拠するタクシン元首相派の強硬派指導者、カティヤ陸軍少将が銃撃され負傷。このカティヤは「赤い司令官」と呼ばれていた人物。

タイ・バンコクも巻き込む新「悪の枢軸」の武器ネットワーク。これに対していよいよイスラエルが牙をむき始めた。

イスラエル動けば米国も動く。この兆候を今一番ハラハラドキドキしてみている国はどこか。それは当然中国。新「悪の枢軸」の背後に中国あり。それが中国包囲網に向けた動きであることを中国も見抜いている。

いよいよ中国も新「悪の枢軸」仲間入りをはたすのか。米中新冷戦ゲームの幕開けとなるのでしょうか。


<関連記事引用>

武器の受け手はハマスとヒズボラ 北朝鮮から、タイ押収
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051201000327.html

 【ニューヨーク共同】イスラエル外務省は11日、昨年12月にバンコクの空港で貨物機から押収された大量の北朝鮮の武器は、シリア経由で、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスに届けられる予定だったと声明で明らかにした。

 これら武器の最終的な受け取り手について、政府レベルの公式見解が出るのは初めて。イスラエルのリーベルマン外相が11日、東京で鳩山由紀夫首相と会談した際に語った内容としている。

 タイ政府から国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に提出された報告書では、貨物機の最終目的地はイランの空港とされていたが、受け取り手については明らかになっていなかった。

 声明によると、リーベルマン外相は会談で鳩山首相に対し、北朝鮮とシリアの協力関係について言及。特に武器密輸を問題視し、タイでの押収事件を一例として挙げた。

 タイ政府の報告書によると、押収されたのはロケットランチャーの砲身や砲弾、対戦車ロケット砲RPG7など計約36トン。


イスラエル外相「北朝鮮製の武器、ヒズボラやハマスへ」
2010年5月13日2時19分
http://www.asahi.com/special/08001/TKY201005120556.html

 来日中のイスラエルのリーベルマン外相は12日、都内の日本記者クラブで記者会見し、昨年12月にバンコクの空港で貨物機から押収された北朝鮮製の武器は、イスラエルと敵対するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやパレスチナのイスラム組織ハマスにわたる予定だった、との認識を示した。

 タイ政府が国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁委員会に提出した報告書は、対戦車ロケット砲や地対空ミサイルなどの積み荷の目的地はイランの空港だったとしていた。受け取り手については不明だったが、政府レベルでの公式見解が出たのは初めて。

 外相は「バンコクでの一件で明らかになったように、(ヒズボラやハマスを支援する)イランとシリアは、核・ミサイル開発能力を持つ北朝鮮から重要な支援を受けている」と強調。北朝鮮、シリア、イランの「悪の枢軸」による武器密輸阻止にむけた国際包囲網づくりで連携するよう日本政府に求めた。


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