ポール・ケネディ 「国のパワーの源泉は、力強い生産基盤、健全な金融、そしてガバナンスにある」
2010-02-27


禺画像]


「非常に有能な財界人が日本の首相になる可能性はないか」

日本の友人にそう聞いたのは、「大国の興亡」で知られるポール・ケネディ。
そのポール・ケネディが「国のパワーの源泉は、力強い生産基盤、健全な金融、そしてガバナンスにある」と語る。

日本の場合、明らかに問題なのは「ガバナンス」。
ポール・ケネディもこのことを見抜いていたのだろう。
しかし、日本はこれまで米国に依存することでその欠点をカバーしてきた。

そして今、頼みの米国自体が大きく揺らぐ。
そこで出てきたのが鳩山友愛と東アジア共同体構想。
脱米国はいいけれど、日本のガバナンスの弱点を見事に披露する結果となった。

英米主導の土俵に文句を言うならそれでよし。
しかし、中国とて英米土俵でうまく踊ろうと必死になっている。

そうした中で、新たな土俵を築く度胸なんて日本人にあるのだろうか。
はたして新たな土俵を描くことができる日本人はいるのだろうか。
この点でも日本の現実を直視する「勇気」が必要です。


<関連サイト>

The Sinews of Power: Rediscovering the Foundations of National Strength
[URL]

The Sinews of Power: Rediscovering the Foundations of National Strength (Video)
[URL]

The Sinews of Power: Rediscovering the Foundations of National Strength (Audio)
[URL]

国家ブランドと戦略を考える
[URL]
[EU]
[JAPAN]
[US]
[中国]

コメント(全11件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット