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「非常に有能な財界人が日本の首相になる可能性はないか」
日本の友人にそう聞いたのは、「大国の興亡」で知られるポール・ケネディ。
そのポール・ケネディが「国のパワーの源泉は、力強い生産基盤、健全な金融、そしてガバナンスにある」と語る。
日本の場合、明らかに問題なのは「ガバナンス」。
ポール・ケネディもこのことを見抜いていたのだろう。
しかし、日本はこれまで米国に依存することでその欠点をカバーしてきた。
そして今、頼みの米国自体が大きく揺らぐ。
そこで出てきたのが鳩山友愛と東アジア共同体構想。
脱米国はいいけれど、日本のガバナンスの弱点を見事に披露する結果となった。
英米主導の土俵に文句を言うならそれでよし。
しかし、中国とて英米土俵でうまく踊ろうと必死になっている。
そうした中で、新たな土俵を築く度胸なんて日本人にあるのだろうか。
はたして新たな土俵を描くことができる日本人はいるのだろうか。
この点でも日本の現実を直視する「勇気」が必要です。
<関連サイト>
The Sinews of Power: Rediscovering the Foundations of National Strength
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The Sinews of Power: Rediscovering the Foundations of National Strength (Video)
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The Sinews of Power: Rediscovering the Foundations of National Strength (Audio)
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国家ブランドと戦略を考える
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