米国民は北朝鮮を相手にせず
2009-04-06


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ギャラップ社が昨年2月に公表した世論調査によれば、
北朝鮮を敵だと思っている米国人はわずか9%(ピークは05年の22%)。
米国民のほとんどが北朝鮮を相手にしていないということ。

大敵トップスリーは、イラン(25%)、イラク(22%)、中国(14%)。

ならば、トップのイランと北朝鮮を一緒くた。
「核の枢軸」に「ミサイルの枢軸」、さらには「核ミサイルの枢軸」へ。

大量破壊兵器拡散から危機を煽りつつ、
ミサイル防衛(MD)ビジネスを推し進めたい共和党の連中もいる。

今回のテポドン2号発射により米国世論は変化するのか。
米国は北朝鮮のミサイル打ち上げを失敗と判断。
しかも当初から北米やハワイに対する脅威とは評価していなかった。

よって、ギャラップ社が今年新たに世論調査を実施するかどうかもわからない。

こうした状況の中でオバマやヒラリーが本気になるとは思えない。

日本では産経さんが先頭に立って北朝鮮とイランの関係を取り上げた。
さらには北朝鮮のミサイル技術を「着実に進化している」と持ち上げ始めた産経さん。
ついでにMDを褒め称えることも忘れない。

オバマを本気にさせるためなのか、
それとも本命中国を見据えたMDへの情熱なのか。

いずれにせよオバマ政権下にあって、日本側の思惑は空回り濃厚となってきました。


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