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11月24日、オバマ次期大統領は経済チーム5人を正式発表。
5人の中でオバマのインナー・サークル(側近中の側近)といえるのは、
メロディー・バーンズぐらいでしょうか。
バーンズはセンター・フォー・アメリカン・プログレス(CAP)の副所長。
CAPの所長が政権移行チーム共同議長のジョン・ポデスタです。
経済分野は、クリントン政権時の重鎮を盾にしたといった感じ。
ズラリと著名人を並べるあたりは、なかなかしたたかですね。
すでに本ブログで取り上げたようにガイトナーとサマーズは、
グループ・オブ・サーティー=30人委員会(The Group of Thirty)のメンバー。
2人の他の共通点はビルダーバーガー(Bilderberger)であることと、
ロバート・ルービン元財務長官のインナー・サークルであること。
よって、ボルカー元連邦準備制度理事会(FRB)議長やルービン元財務長官の意向が
経済政策に大きく反映されるものと思います。
ルービンが会長を務めていたのがシティグループですから、
オバマ政権丸抱えで、シティの救済と再建が行われることになるのでしょう。
それにしても、サマーズ起用は波乱の予感がしますね。
頭が良すぎて、敵が多すぎる。
気になるのは国内政策会議に選ばれたバーンズとヒギンボトムの2人。
共にユダヤ系のオーソドックス・ユニオン(The Orthodox Union,OU)に近いようです。
経済チームの顔触れを下に整理しておきますが、
重要な点は、米国がブッシュ政権時代の反知性主義から知性主義に回帰したということ。
反知性主義から知性主義へと振り子が大きく動いたのです。
これはプレスリーのモノマネパフォーマンスが通じる相手ではないということを意味しますね(笑)
<経済チーム5人の顔触れ>
財務長官=Secretary of the Treasury
ティモシー・F・ガイトナー(Timothy F. Geithner , ニューヨーク連銀総裁)
国家経済会議(NEC)委員長=Director of the National Economic Council
ローレンス・H・サマーズ(Lawrence H. Summers ,元財務長官)
経済諮問委員会(CEA)委員長=Chair of the Council of Economic advisors
クリスティーナ・D・ローマー(Christina D. Romer , カリフォルニア大バークレー校教授)
国内政策会議委員長=Director of the Domestic Policy Council
メロディー・バーンズ(Melody Barnes , The Center for American Progress副所長)
国内政策会議副委員長=Deputy Director of the Domestic Policy Council
ヘザー・ヒギンボトム(Heather Higginbottom, Senator John Kerry’s Legislative Director)
President-Elect Barack Obama and Vice President-Elect Joe Biden Announce Key Members of Economic Team
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